Horizon WorkroomsでVR英会話勉強会をしました

MetaQuest2を装着してHorizon Workroomsでセミナーをやると、どういうことになるんでしょう。

教育工学系の学会に行くとVRを使った教育に関する発表も増えてきました。研究知見もどんどん蓄積しているように感じます。しかし、そうした「イケてる」研究を見ているだけでは、なんだか実感がわかないところもあります。「まずは、自分たちでも体験してみないとね」ということで、インストラクショナルデザインや教育に関心がある友人らと、VR英会話勉強会を試行してみました。

参加者は、インストラクショナルデザインや教育工学、教育分野に関心があり、英語や英会話、英語教育にも関心があるという共通項があります。自らが英会話学習者だったりもします。そんな「参加者像」を念頭に、二部構成で計画しました。

第一部は、Horizon Workroomsで学ぶ英会話

第一部は、Horizon Workroomsで学ぶ英会話。自らが学習者として、英会話を実践を通して学ぶ場です。ガイド役を置きつつも、各自、英語での自己紹介を作るという実践的なワークをしました。

ガイド役の説明を聞いた後は、ペアになって練習を繰り返します。

ペアワークは、Zoomを利用したセミナーの場合には、ブレイクアウトルームを使いますが、Horizon Workroomsでは、席順を調整して、「隣の人と練習する」という形です。ペアで練習中も、隣のペアの声が聞こえてくるので、「わっ、あちらのペアは、上手だなぁ……」思ったり、と教室全体の雰囲気を感じることができます。

第二部は、第一部での学習者体験をもとにした座談会

第二部は、第一部での学習者体験をもとにした座談会です。学習者の立場から、インストラクショナルデザイナーの立場になって、Horizon WorkroomsでのVR英会話勉強会での経験をシェアして、ディスカッションしました。一般論として語るのではなく、さきほどまでの熱々の学習者体験をもとにディスカッションするので、「机上の空論」的にならず、ホットな感覚で話すことができました。

たとえば、タイムキープの問題。実は、それなりに計画を立ててタイムテーブルを組んだのですが、VR英会話勉強会、時間超過してしまいました。時間超過には、いろいろな要因が考えられます。

もしかしたら、席順や椅子の配置が問題だったのではないのか。教室のレイアウトが、もしかすると、進行に影響を与えていたかもしれない……。タイマーが出せたらよいかもしれない……。といったように、いろいろな観点やアイデアが提示されました。

また、この座談会でも、Zoomなどのオンライン会議ツールを使ったものと違った感覚がありました。アバターを通して話すというのはどういうことだろうか。親近感はわくのだろうか。など、この場自体もディスカッションの題材になります。

まだまだあら削りな勉強会ですが、今後も、ブラッシュアップして、回数を重ね、体験を増やしていきたいと考えています。なんだか、ワクワクします。参加してくださった方々、ありがとうございました。引き続き、活動していきたいと思います。

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